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経営と一体となったCSRの取り組みで持続可能な社会に寄与

事業経営と社会課題の解決が一体となった新中期経営計画を策定
 東洋製罐グループは2018年第5次中期経営計画をスタートさせました。
 私たちは、創業100周年以後を見据えて事業構造改革や組織再編、業界再編などに挑んできましたが、経営環境は目まぐるしく変化しております。そこで、新たな視点を取り入れて計画を見直すことが不可欠と考え、16年度からの第4次中期経営計画を中断し、新計画に切り替えました。
 東洋製罐グループは2016年に制定した『グループ経営思想』を踏まえ、「事業経営と社会課題の解決が一体となったCSR経営」を推進します。その中で優先的に取り組む課題を「8つのマテリアリティ(重点課題)」として設定し、グループを挙げて取り組んでいきます。それにより、国連の『持続可能な開発のための2030アジェンダ(SDGs)』(以下「SDGs」と表記)で、掲げられた目標の達成に貢献します。
8つのマテリアリティ
 具体的に8つのマテリアリティについて考えてみましょう。



社会ニーズに寄り添った容器・サービスの提供、品質保証の充実、環境への貢献

 私たちの主要商品である「包装容器」には、環境との関わりでいくつもの課題があります。現代では利用者自らが容器を持ち込んで中身を購入するのは自動車のガソリンぐらいしかありません。それほど容器は生活に深く根づいているものですが、使い終わると捨てられてしまいます。だからこそ世界各国でリサイクル活動が展開されているのですが、最近ではPETボトルなどのプラスチック容器が海洋を浮遊するマイクロプラスチックとなるなど、大きな社会問題になっています。
 また環境経営の一環として、世界で多く使用されているアルミ缶の製造システムに技術革新をもたらすべく準備を進めています。缶の製造では金属板を薄く延ばす際に潤滑油を使い、その洗浄のために大量の水を必要とします。世界ではおよそ年間に3,000万トンの水が洗浄水として使われていると推計されています。
 東洋製罐グループは、この洗浄水の利用量や排水量を大幅に削減する生産システムを実用化します。グループ企業で世界最大手の製缶・製蓋機械メーカーであるスターレ・マシナリー社の機械類に新技術が投入されることにより、世界的な規模での貢献が可能になると考えています。
 ものづくりの過程における環境貢献では、サプライチェーン全体への配慮がなければ意味のある成果を生み出せません。自社の工程で発生するCO2を削減するだけでなく、原材料の調達、取引先のものづくり手法、最終消費者の利用形態、さらにはリサイクルや廃棄の工程まで考慮する必要があります。このため東洋製罐グループは、サプライチェーンの上流と下流の排出量である「スコープ3」の算定を行いました。また、グループのタイの子会社3社では、2019年度をめどに新工場の屋根を利用した太陽光発電を開始する計画です。
 これからもお取引先とのサプライチェーン全体での「カーボンゼロ」を目指す動きに取り組みます。

従業員の尊重

 マテリアリティの一つである「従業員の尊重」も、大変重要な取り組みです。多様な人材が、多様な働き方をしながら、健康でいきいきと働き、高い生産性を発揮する企業体質を創造することは、グループの持続性にとって不可欠な戦略です。いろいろなものを受け入れられるキャパシティーの大きな会社は、チャレンジを恐れない会社であり、さまざまな人のさまざまな視点が盛り込まれることで事業は伸びていくと確信しています。
 そのための一歩として「女性採用比率30%以上」の目標を掲げ、女性が活躍できる環境づくりに力を注いでいます。女性活躍という切り口で職場を見直すことは、高齢者や障がい者など、あらゆる人に働きやすい職場を提供できるということだからです。直近の女性採用実績では、事務・技術系で36%になりましたが、製造を含めると19%にとどまっています。実現に向けて、さまざまな角度からの検証を重ねながら、有効な施策へと落とし込んでいきます。

サプライチェーンの持続可能性強化、人権の尊重、地域との共生

 さらに、自ら事業を行う場面だけでなく、グローバルなサプライチェーンでの社会課題についても、考慮していく必要があります。
 全ての取り組みのベースにある人権の尊重では、企業内での人権だけでなく、サプライヤーや消費者まで広げた人権を考慮する必要があります。すでに一部のお取引先から要請されているCSR調達についても、東洋製罐グループも主体的にサプライチェーンにおける「人権・環境・社会課題」の側面について具体的に取り組む必要があります。
 また地域との共生については、各事業所の所在地ごとに地域課題に根ざした貢献を続けていきます。


コンプライアンスの徹底

 残念ながら2017年には、事業会社である東洋製罐は公正取引員会による独占禁止法違反に関する立ち入り検査を受けました。私は、東洋製罐の全ての営業担当社員を対象に、1回20人ほどのグループに対して「伝承を語る会」を開き、創業者の志の深さを伝え、SDGsについて語ることで、コンプライアンスの徹底とCSRへの理解を深めることに努めました。今後、贈収賄対策等についても対応を図っていきます。
「グループ経営思想」と「SDGs」の2つのものさしで、持続可能な社会の実現に貢献
 CSR経営を推進するために、私たちの取り組みが正しい方向に向かっているかチェックするものさしとして、「グループ経営思想」「SDGs」の2つがあります。
 『東洋製罐グループの経営思想』では、創業者の高碕達之助が、『我社の根本方針』の中で述べた「我社の目的は容器を通して、人類の幸福に貢献することである」を受け継ぎ、経営理念として「常に新しい価値を創造し、持続可能な社会の実現を希求して、人類の幸福に貢献します」を掲げています。一方、SDGsに関してNHKクローズアップ現代のキャスターをつとめた国谷裕子氏は、「SDGsは、企業が、その社会的な責任を果たしていくためのものさしである」と定義しています。
 今後、『東洋製罐グループの経営思想』と「SDGs」を常にCSR経営推進のものさしとして、事業経営を行い、同時に8つのマテリアリティに取り組むことにより、持続可能な社会の実現に貢献します。それが、東洋製罐グループがこの世に存在する意義であると考えています。
東洋製罐グループホールディングス株式会社
代表取締役会長
CSR
トップメッセージ
東洋製罐グループのCSR経営
東洋製罐グループのマテリアリティ(重点課題)
東洋製罐グループ各社のCSR活動

Environment:環境

地球環境とのかかわり

環境配慮型製品への取り組み

Social:社会

品質保証体制

受賞実績

資材購買基本方針・行動方針

従業員とともに

社会貢献活動

ユニバーサルデザイン

Governance:ガバナンス

コーポレート・ガバナンス

コンプライアンス

リスクマネジメント

財務・決算(株主・IR)

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